東海ゴム工業が、生産拠点の小牧製作所(愛知県小牧市)に住宅実験・展示棟「住テクLabo」を開設した。木造2階建て延べ96㎡。見た目は戸建て住宅そのものだ。住宅関連製品の実験設備に位置付け、実際の製品機能を体感できる機能を持たせた。
1階には同じ構造の2室を設け、階上で人為的に飛び跳ね音や歩行音を再現し、衝撃音を低減する「重量床衝撃音対策用ダンパー」の効果を比較。屋根裏には車両の通行で発生した交通振動などを抑制する「Multi-Type TMD」、建物全体には変形と損傷を軽減する「TRCダンパー」を設けた。
2015年度を最終年度とする同社の中期経営計画では、住環境と医療介護を重点分野に位置付けており、各製品の機能を体感しながら理解できる展示施設として住テクLaboを活用する。実際の家を使った実験が可能になったことから、今後の製品開発の面でも効果を期待している。
ハウスメーカーや工務店などを招く予定で、工場見学に合わせて一般消費者についても体感してもらえればと考えている。
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