2014/03/03

【復興の力に!】TOTOの社員3名、民間企業から初の職員派遣へ

左から安永さん、松田さん、根元復興大臣、山中さん
TOTOの社員3人が目を輝かせ、東北復興の手助けを誓う。2013年10月からスタートした復興庁の復興人材プラットフォーム構築事業に、初めて民間企業から4人の職員派遣が内定。このうち同社からは3人が選ばれた。
 派遣されるのは、宮城県女川町の復幸まちづくり女川合同社に松田毅さん、福島県双葉町役場復興推進課に山中啓稔さん、同県川内村商工会に安永文子さん。派遣期間は4月から2年間。2月28日の激励会では、根本匠復興大臣から「会社の経験を生かし、即戦力として活躍してもらいたい」とエールが送られた。
 被災地と企業をマッチングし、早期の復興を目的に進められる同事業。この趣旨に賛同した同社は社会貢献活動の一環に位置付け、復興に強い意志を持った「人財」を社内公募し、面接により適性などを踏まえ、3人を選出した。
 顧客対応の経験を買われて水産業のブランディングを担当する松田さんは「地元に戻り、被災地の目線に立ちたい」、プロジェクトマネジメントの経験から産業誘致立案の支援を行う山中さんは「被災地の笑顔が見たい」、営業経験を施設サービスの企画や運営に生かす安永さんは「新しいまちづくりに貢献したい」と、大臣を前に決意を語った。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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