3月末で解体される外宮旧正殿を見学できる最後のチャンス |
これは、先に完成し話題を集めた外宮正殿を特別門内に入って参拝できるほか、この3月末で解体される外宮旧正殿を見学できる最後のチャンス。旧正殿は、支柱1本を残して解体され、20年後の正殿移設まで更地となる。それまでの見納めになることから、今回の特別参拝会を企画した。24、25日は天皇陛下も参拝される正殿、旧正殿を、全日本建築士会専務理事の中村光彦神宮式年造営庁技術総監が講演・ガイドする。参加者には日本建築士会連合会のCPD(継続能力開発)2単位が付与される。
中村技術総監は「伊勢の神宮はブルーノ・タウトが桂離宮とともに世界の奇跡とたたえた建築物で、丹下健三の代表作である広島平和記念資料館はモダン建築と言われるが、ディテールには日本建築造営の思想が浮き彫りなっている。そうしたことも含めて、明らかにしたい」と、建築史的な意義も強調する。
日程は、29日夕に伊勢市内ホテルに集合、中村氏の特別講演が2時間行われる。翌日午前中は伊勢神宮(内宮)の神楽殿御祈祷、正殿特別参拝。午後は外宮正殿特別参拝と旧正殿見学、せんぐう資料館見学会などがあり、午後4時30分に解散。
参加費は現地集合で1泊2食、神楽鑑賞や特別参拝費などを含めて1万9000円。定員は40人。
問い合わせは全日本建築士会(電子メール・znchikai@jade.dti.ne.jp、ファクス03-3367-7283)
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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