2014/03/06

【アーキエイド】より良い復興に建築家の力を! 3年間の活動を報告

建築家による東日本大震災の復興支援ネットワーク活動に取り組む「アーキエイド」は2月28日、東京都中野区の明治大学キャンパスで活動報告会「東日本大震災における建築家による復興支援ネットワークの3年間―アーキエイド総会―」を開いた。
 アーキエイド賛同者など多くの関係者が出席し、プレゼンテーションやパネル展示で3年間の活動を振り返った=写真。
 冒頭、開会のあいさつに立ったアーキエイドの犬塚恵介代表理事は「東北では高台移転が着工し、目に見えるかたちで復興が動き始めた。建築家の役割はこれからが本番を迎えるのだと思う」とした上で、総会を通じて個々の活動を共有する重要性を強調した。続いて副実行委員長を務める建築家の貝島桃代氏が「アーキエイドのメンバーによる活動が広がりを続ける中で、それぞれ体験を周知し、より良い復興に取り組みたい」と語った。
 プレゼンテーションには難波和彦氏や西沢立衛氏、千葉学氏ら19人が参加し、個人や組織として取り組んださまざまなスケールの活動を紹介した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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