2014/03/28

【デザイン女子】No.1に中間さん(名古屋造形大) 収納ノートカバー「Patan」

左から加茂審査委員長、最優秀賞の中間さん、竹谷学校長
大学や短大などで建築やインテリアなど空間に関するデザインを学んだ女子学生の卒業設計・制作を、全国から募集し、その年の「デザイン女子No.1」を決めるイベントが26、27の両日、名古屋市昭和区のサーウィンストンホテルで開かれた。エントリーされた94作品の中から、1次審査を通過した47作品を会場に展示。26日に行われた公開審査には約260人が出席した。最終8作品を対象にプレゼンテーションやディスカッションをした結果、デザイン女子No.1には「Patan」を作製した中間彩乃さん(名古屋造形大学)が輝いた。

 「デザイン女子No.1決定戦 2014 NAGOYA」は、教員や学生らで組織する実行委員会が企画運営し、総合資格学院(岸隆司学院長)が特別協賛した。審査委員会は、加茂紀和子氏(みかんぐみ共同代表)が委員長を務め、廣村正彰氏(廣村デザイン事務所)、安東陽子氏(安東陽子デザイン)、坂下加代子氏(中央アーキ/sprechblase)、橋本雅好氏(椙山女学園大大学院准教授)の計5人で構成。

 最優秀作品となった「Patan」=写真=は、ペンや消しゴムなどを収納することができるノートカバー。何本ものゴムひもを編み込むように交差させることで文房具を保持し、ノートを閉じても一体で管理できるよう工夫した。表彰後、総合資格学院の藤吉博利中部本部兼中国四国本部長は「このイベントは全国で女子のデザイン最優秀者を決める唯一のもの。近い将来自らのステージを築く女性たちの活躍に向け、支援を惜しまない」とあいさつし、今後の活躍に期待を寄せた。
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