東京地区は6月から1㎥当たり1000円値上げ |
生コン工場は保有する生コン車の台数を減らし、傭車の対応を強めているだけに、突然の出荷キャンセルには泣く泣く保有車を休ませ、傭車を別の現場に向かわせる場面も少なくない。現場からの変更依頼が余分なコスト増を生んでいる。
前日の午後3時以降はキャンセル扱いだが、それより前に連絡してきた場合には予約変更の扱いになる。2月の大雪の際には変更が相次いだ。東京地区でのキャンセル発生件数は月に2、3件にも達する。人手不足の影響から現場の段取りが整わず、増加傾向に推移している。
「せめてキャンセル扱いのリミットを前日の正午にしてほしい」とは吉野友康東京地区生コン協同組合理事長。わずか3時間の引き上げだが、生コン業界にとっては傭車手配の変更ロスが少なくて済み、大きな効果を生むからだ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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