2015/05/25

【本】国際協力で建設された橋梁を美写真から各種データまで網羅! 『世界をつなぐ架け橋』

1954年にスタートした国際協力の60周年を記念して出版。この間の記録として大陸、地域、発展を“つなぐ”象徴である橋を取り上げた。美しい写真をメーンに、橋が果たしている役割や規模などのデータも掲載している。

 日本の高い技術によって開発途上国に建設された橋梁は約2000で、支援した資金は約9500億円にのぼるという。巻末には橋梁の主要協力実績として、担当したコンサルタント、施工・調達業者などを一覧表にまとめている。
 表紙の写真は、カンボジアのメコン川に架かるつばさ橋(ネアックルン橋)。4月に開通式が開かれ、ベトナムのホーチミンからタイのバンコクまでのルートが陸路ですべてつながった。 (丸善出版・4400円+税)
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