2015/05/29

【水資源機構】武蔵水路に入れるラストチャンス! 行田市での見学会は30日にも開催

水資源機構の武蔵水路改築事業が大詰めを迎えている。市民が水路に入る最後の機会となるため、埼玉県行田市の中流部改築工事(施工=鹿島)の現場で水路内見学会が24日に開かれた=写真。順番待ちの長蛇の列ができるほど盛況で、社会資本のPRとなった。30日にも開催する。6月1日に東京方面へ完全通水を開始する予定だ。

 同水路は埼玉県内の利根川と荒川を結ぶ長さ14.5㎞。改築により耐震性や通水機能が向上する。水路を隔壁で半分に仕切り、片側ずつ施工して下流への通水を確保する「半川締切工法」を採用した。村井直樹利根導水総合事業所武蔵水路改築建設所副所長は「片面で通水し、交差する鉄道や道路に配慮して施工する“ながら”工事で、他機関や近隣との調整に力を入れた」と説明する。当日は事業概要や工法の特徴などを説明したほか、水路内を自由に見て回った。チョークを使って壁面に落書きし、参加者が自由にメッセージなどをつづった。

■池元康彦武蔵水路中流部改築工事事務所工事課長(鹿島)の話
 「水位変動など自然条件の変化に対処しながら施工した。水路沿いは市街地が多く地元の調整に細心の注意を払った。地元の理解あっての工事だった」
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