2014/11/04

【新国立競技場】スタンド工区は大成建設、屋根工区が竹中工務店に決まる

2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の施工者が、スタンド工区は大成建設、屋根工区が竹中工務店に決まった。10月31日に日本スポーツ振興センター(JSC)が公募型プロポーザルの結果を公表した。プログラムの決定プロセスやその後の情報公開のあり方も含めて建設の是非をめぐる広範な議論を巻き起こした新たなナショナルスタジアムは、来秋の着工に向けて大きく歩みを進めることになる。

 JSCは両者と近く基本協定を締結した上で、別途進めている実施設計に対する技術協力業務を委託する。確実で円滑な施工を確保するため、実施設計段階から施工者の技術者を参画させ、技術的な検討や工法を協議し、最良・最適な仕様を確定させるのが狙い。工事請負契約は15年7月までに締結し、同10月の着工を予定している。
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