2014/11/07

【樽口峠ブナの森】“マタギの里”小国町で歩こう! 本間利雄氏も体験ツアー参加

“マタギの里”として知られる山形県小国町の小玉川地区に、健康増進と地域活性化を目的とする健康ウオーキングルート『樽口峠ブナの森』が完成し、お披露目を兼ねたモニターツアーが現地で開かれた=写真。小玉川地区の地域住民らでつくる同地区自然教育圏整備促進協議会が、「健康をキーワードとする地域づくり」の一環として整備した。

 ツアーには、地域住民のほか、小国町出身の建築家・本間利雄氏と本間利雄設計事務所のスタッフ、小国町の山口政幸副町長と町職員、東北芸工大と新潟大の学生など、関係者約70人が参加。ブナの木々が生い茂る自然豊かで起伏に富んだ峠の山道を、森林浴を楽しみ、時に雄大な山の風景やブナの巨木に感動し、急斜面に息をはずませながら散策した。
 ツアー後に旧小玉川小中学校で開かれた地域の収穫感謝祭「かっきり祭り」には、盛田信明町長も駆けつけて祝辞を述べたほか、本間氏があいさつし、「人にとって最も大切なことは感性であり、わたしの美に対する感性は故郷である小国の景観によって育まれた」と、建築家としてのルーツを語った。
 この後、女性の会「姫さゆり」のメンバーが用意した芋煮や餅など、「地域の食」に舌鼓を打ちながら、散策路の感想や改善点などについて、意見を交わした。
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