2014/11/25

【建築】国内最大の耐火木造! 南陽市新文化会館で構造見学会

国内最大の耐火木造ホールとして注目される山形県南陽市新文化会館の構造見学会が20日に開かれた=写真。戸田建設・松田組・那須建設JVなどの施工で工事が最盛期を迎える同工事の現場見学には、全国の自治体や設計事務所、メーカーなどから約430人が詰め掛け、ダイナミックでぬくもりあふれる大規模木造建築に、驚きの声を上げていた。同市と次世代木質建築協議会、美しい山形・最上川フォーラムなどが共催した。

 同市体育館で開かれた説明会では、白岩孝夫市長が「国内初の木造大型ホールとなる新文化会館を木材利用促進と芸術文化の拠点として全国に発信し、次代を担うまちづくりと地域経済の発展につなげたい」とあいさつした。
 この後、市と大建設計の担当者が事業概要や設計コンセプトを紹介したほか、木構造製作工事を担うシェルターの担当者が、柱と梁に使用している耐火木構造物部材「COOLWOOD」の特徴などを説明。現場見学では、関宏和作業所長(戸田建設)が最先端の耐火木造建築を作り上げるための創意工夫などを紹介した。
 規模は、木造一部RC造地下1階地上3階建て延べ5900㎡。1300席のメーンホールやマルチホール、楽屋などで構成する。進捗率は約60%で工期は2015年3月まで。同年秋に開館する予定だ。建設地は同市三間通430-2ほか。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿