今回のテーマは、『SMALL SPACE ~小さいけれども豊かな家』。自分が解釈するスモールスペースを住空間として提案することを求めた。
最優秀賞は、東京理科大大学院の岡崎絢さんと鈴木佳菜さんのユニットが提案した「隅家(sumika)」。L字型の細長い部分に住空間を設置し、L字内側の壁を開いたり閉じたりすることで、外部との関係性を変化させるというもの。
審査委員を務めた建築家の横河健日大理工学部教授は「家具化された建築、モジュールの組み合わせも見事で、都市に開いていることも評価したい」と講評した。
岡崎さんは「コンペへの応募は3回目。学生最後の作品として応募した」と話した。
コンペには、約250点の応募作があり、1次選考で25点に絞ったあと、最優秀、優秀賞各1点、入選4作品を選定した。審査員は、横河氏、妹尾正治妹尾正治建築事務所代表、中村拓志NAP建築設計事務所代表の建築家3人とカール・ハーネハーフェレジャパン社長。
最優秀賞には賞金30万円、最優秀には15万円、入選には3万円がそれぞれ贈られた。
最優秀以外の受賞者は次のとおり(敬称略)。
〈優秀賞〉内田健太・森田千尋(芝浦工大大学院)
〈入選〉横河賞=齋藤弦(千葉大大学院)▽妹尾賞=鳥山佑太・出向壮(愛知工大)▽中村賞=遠矢将・八浦祥平・奥山尚美(鹿児島大大学院)▽ハーフェレ賞=田中翔太(近畿大)。
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