出開帳とは、普段拝むことのできない他寺院の本尊などが来て、一定期間参拝できるようにする行事。江戸時代には回向院でたびたび開催され、特に1778(安永7)年の長野・善光寺出開帳では60日間で1603万人もの参詣があったといわれている。
明治三陸地震津波(1896年)にも襲われた同寺の片山住職は、「めげない にげない くじけない」を合い言葉に、被災地の語り部としても活動する。
“お地蔵さんとの結縁により復興の光を”という想いを込めた「復“幸”支“縁”」を掲げ「寺が残って頑張っていることを、東京から発信したい」とコメント。収益はすべて被災地支援に充てるという。
会期中は、片山住職率いる唄と語りの節語り説法ユニット「カッサバ(三迦葉)」のコンサートや気仙沼津波被災写真展のほか、気仙沼郷土芸能「明戸虎舞打ちばやし」が披露された。また地元物産店が数多く出店した「まるごと両国気仙沼フェスタ」も開かれ好評を博した。
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