2016/01/25

【建専連中部】未就労者に全国初の体験型実習 就職あっせんまで一体的に実施


 建設産業専門団体中部地区連合会(石原義幸会長)は厚生労働省が助成する建設労働者緊急育成支援事業の一環として、全国で初めて体験型実習を取り入れた未就労者研修を中部技術事務所(名古屋市東区)で実施している。受講者は18日から10日間にわたり▽とび土工▽型枠▽鉄筋▽重機土木▽塗装▽内装▽左官--の7工種を学ぶ。

 同事業は建設産業への就労希望者に職業訓練と就職あっせんを一体的に行う仕組み。職業訓練では、座学で基礎知識を学び、各職種で簡単な作業を体験する。21日には16-44歳までの受講生4人が型枠を対象に訓練を実施。訓練生は4人の職人の指導のもと、パネルの建て込み作業を行った=写真。
 渡會武則建専連中部地区連合会副会長は「就職後、職種が合わず辞めてしまっても、建設産業内の別職種を選べるような経験を積んでほしい」と期待を寄せた。
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