2016/01/21

【森林資源活用】岡山県でCLT(直交集成板)活用の建築シンポ 基調講演は工藤和美氏


 岡山県は2月20日、岡山市北区の県立美術館ホールで「おかやまCLT(直交集成板)建築シンポジウム」を開く。県では、森林資源の活用につながる新たな建築材料として期待されているCLTの建築物への普及を目的に産学官が連携して取り組む「おかやまCLTリーディングプロジェクト」を展開している。今回のシンポジウムはその活動の一環として企画された。定員は200人で、参加は無料(事前申込不要)。

 プログラムは建築家の工藤和美シーラカンスK&H代表取締役による基調講演のほか、武田賢治エスポ建築研究所代表取締役をコーディネーター、工藤氏、腰原幹雄東大生産技術研究所教授、河合誠日本CLT協会専務理事、弥田俊男岡山理科大工学部建築学科准教授をパネリストに迎えてパネルディスカッションを行う。リーディングプロジェクトの活動報告やCLTの構造物を多くの人に見て触って体験してもらうことを目的に、JR岡山駅後楽園口(東口)駅前広場に設置するCLT製オブジェの愛称発表、CLT建築設計の動機付けや人材育成を目的として全国の学生を対象に実施しているデザインコンペ(テーマ「道の駅あわくらんどに建つCLTを使った公衆トイレ」)の結果発表・表彰も予定されている。
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