竹中工務店は、東京都の臨海部を2000分の1サイズに縮尺した「TOKYO臨海都市模型」を制作し、東京都江東区の東京本店1階エントランスでの展示を開始した=写真。あえて色を付けない白模型で、上部からプロジェクターでさまざまな映像や情報を投影できるようにした。今後、地域や学生との交流、行政関係者や専門家らとのコミュニケーション、まちづくりワークショップ、青少年向けの社会教育などに活用していく方針だ。
模型がカバーしているのは、江東、中央、港、品川、千代田の5区の臨海部。投影する映像や情報は、臨海部の埋立の歴史、交通インフラ、五輪関連施設の建設予定地など多様なコンテンツを準備している。今後は仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの活用、ビッグデータやGIS(地理情報システム)と連動したコンテンツなども検討していく計画だ。
模型は、多様なステークホルダーとの対話を促進するCSR(企業の社会的責任)ビジョンの実践ツールとしても位置付けている。昨年12月には、学識者を講師に招いて社内向け講演会を実施した。
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