2016/01/13

【関東・東北豪雨災害】「鬼怒川緊急対策プロジェクト」始動! 堤防本復旧工事も着手


昨年9月の関東・東北豪雨で大きな被害が発生した鬼怒川下流域を対象に、国と茨城県など被災自治体が一体となり、ハード・ソフト対策を進める「鬼怒川緊急対策プロジェクト」の着手式が11日、同県常総市の地域交流センターで開かれた。石井啓一国土交通大臣を始め、橋本昌茨城県知事、高杉徹常総市長ら行政関係者など約300人が出席した。石井大臣は「関係機関、地域住民の協力が不可欠だ」と述べ、プロジェクトの意義を改めて強調した。写真は胴付き式。

石井啓一国土交通大臣

 プロジェクトの実施期間は20年度までを予定している。主な堤防整備では、決壊した上三坂地区(施工=鹿島、大成建設)の本復旧工事で6月の完成を予定している。越水被害が出た若宮戸地区は工事着手に向け、用地買収を進める。ソフト対策では、出水期までにタイムライン(防災行動計画)の整備とその訓練などを実施する。着手式は上三坂地区の本復旧工事着手の段取りが整ったことから開催した。
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