森美術館は15日、東京都港区の六本木ヒルズで開催している「フォスター+パートナーズ展」のギャラリーツアーを開いた。
展示作品約50プロジェクトの設計思想について解説したフォスター+パートナーズのトニー三木パートナーは、フォスター+パートナーズの特徴について「単なる形の追求ではなく、光・熱・風といった条件からデザインを決めるフレキシビリティー」と説明した上で、「建物は生きものであり、時代とともに変わらなければならない」と強調した。さらにフォスター+パートナーズの社員として、「技術によって解決できる問題は増えるが、技術だけですべての問題に対応することはできない。コンテクスト、歴史、使う人のことを考えながらより良い解決策を探っている」と語った。
展覧会ではオートノマス・ハウスやドイツ連邦議会審議会、大英博物館グレートコートといった代表作のほか、初期作品におけるバックミンスター・フラーとの交流や現在設計を進めるアップル新社屋や3Dプリンターを利用した月面住宅のアイデアなどを模型やコンピューターグラフィックスなどで公開。
会期は2月14日まで。会期中は無休で午前10時から午後10時まで公開している。入館料は1800円。
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