埼玉県建設業協会(真下恵司会長)は26日、さいたま市の県立大宮工業高で、建設業を体験する出前講座を開いた。富士教育訓練センター(才賀清二郎会長)の出前講座を活用したもので、全国鉄筋工事業協会(内山聖会長)が協力した。同高校の2年生74人が参加し、建設業、専門工事業について学び、鉄筋の組み立てを体験した。写真中央右がTETSU-1グランプリ優勝の松田氏。
講師は同訓練センターの橋本学氏と全鉄筋会員企業の飛田鉄筋工業、日新鉄筋、平子鉄筋、リケンの職人6人で、2015年10月17日に実施した第1回全国鉄筋技能大会(TETSU-1GRAND PRIX)優勝者の松田優作氏(飛田鉄筋工業・埼玉県戸田市、飛田良樹社長)も参加した。
橋本氏は将来の担い手に現場で働く者の生の話を交えながら、建設業や専門工事業の魅力を伝えた。
最後に2級鉄筋施工技能士の実技試験課題でもある鉄筋の組み立てを実施した。講師から注意点を聞きながら、生徒は真剣な眼差しで鉄筋同士を結束していた。
埼玉協会などは2月にかけて県内の工業高校4校(大宮、春日部、熊谷、浦和)に講師を派遣し、将来の担い手に建設業や専門工事業の魅力を伝える。
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