鹿島と鹿島事業協同組合青年部は24日、東京都内で建設中の現場で中央工学校の学生27人と教員3人を迎えて現場見学会を実施した=写真。協力会社の採用活動支援の一環であり、こうした取り組みは今回が初めてとなる。
はじめに、学生たちは建築中の建物の概要説明を受けてから延べ床面積6万7480㎡の建築物の建設現場に入り、コンクリートの圧送機械などを見学した。仮設エレベーターで建物の上部まで上がり、下の階に降りながら、コンクリートの打設や内装工事、配線工事、足場の架設など、進行中の工事現場を熱心に見学した。
その後、工事事務所と同じ建物内の会議室に戻った学生たちは、墨出し土工、とび・土工、土木工事の3つの専門工事業についての説明を受けた。協力会社の若手社員が講師となり、それぞれの職務内容や醍醐味を、スライドを使って工夫しながら、分かりやすい言葉で紹介した。
閉会のあいさつで中央工学校教務部建築系教員の青野淳一氏は「学生たちにとって、緊張感を持ちつつ現場の雰囲気を感じられる貴重な機会だった。いろいろな職種が協力することで、これだけ大きな建物が建設できるのだと体感できたと思う」と感謝した。
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