2016/06/17

【担い手】深松組支援の「南仙台ボーイズ」野球少年ら「名取川閖上堤防災復工事」を見学!


 深松組(仙台市、深松努社長)は15日、同社が施工している東北地方整備局発注の名取川閖上上下流工区堤防災害復旧工事の現場で、小中学生を対象とする見学会を開いた。

 見学したのは、仙台市を拠点に活動する硬式野球チーム「南仙台ボーイズ」に所属する小中学生とその父兄ら26人。深松社長は、チームの監督で野球を通じた子どもたちの国際交流にも力を入れている色川冬馬氏の活動に賛同し、海外への渡航費などを支援している。今回、色川氏から職業教育の一環として建設業について学ばせたいとの要請があったことから、社会貢献活動として受け入れた。
 この日は、現地で同社の矢野拓見所長から被災地の状況や復旧工事の概要などについての説明を受けながら、進められている堤防工事を見学した。

講演する深松社長

 この後、現場事務所で深松社長が「建設業が果たす役割と魅力について」と題して講演し、公共工事や社会資本などの言葉の意味やその重要性、建設産業の構造、東日本大震災時に地元建設企業が担った役割などを分かりやすく説明した。子どもたちは、初めて知る建設業の重要性や震災時の対応などに驚きの表情を浮かべながら、熱心に聞き入っていた。
 深松社長は「建設産業への入職者が減少する中、1人でも多くの子どもに職業の選択肢の1つとして興味を持ってほしい」と話した。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【ソースZEB】初のエネルギー収支ゼロ大規模建築 大林組 大林組技術研究所本館テクノステーション 大林組は、東京都清瀬市の技術研究所本館テクノステーションで、国内初となる本格的なソースZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化工事を完了した=写真。これにより2014年度には、建物単独でエネルギー収支ゼロのソースZEBを達成する見込みだ。 ソースZEB化工事は、空調、給排水、照明機器の制御改善・高効率化、コージェネレーション排熱の有効利用、太陽光発電設備の追加導入で、3月に完了した。今後、省エネ化… Read More
  • 【建設コンサル】女性技術者を増やせ! 働ける職場への改革 女性の会のメンバー(左から宮下さん、山口さん、北浦さん) 建設コンサルタントなど建設関連業界で、女性技術者を積極的に活用する動きが活発化している。インフラの維持管理や老朽化対策、国土強靱化などで需要が急増していることに加え、少子化で男性にばかりこだわっていると、優秀な人材を確保できないことが背景にある。企業だけでなく団体でも、女性技術者が働き続けることができる環境づくりに取り組み始めた。  建設産業の中でも土木は、“男の職場”というイメ… Read More
  • 【企業】仙台市の小学6年生154人が考えた復興 竹中工務店が模型展示 竹中工務店は、今春卒業した仙台市立七郷(しちごう)小学校6年生154人が「復興を担う子どもたちが考えた、未来のまち、七郷」をテーマに制作した「10年後・15年後のまち」の模型を、同社東北支店「定禅寺Gallery」(仙台市青葉区)で5月30日まで展示する。 同社は、日本ユニセフ協会(赤松良子会長)から委託を受け、山形大学と協働で被災地の子どもたちの成長支援を通じた復興カリキュラム『子どもと築く復興まちづくり』を実施しており、展示する模型はプ… Read More
  • 【コラボ】窓と防水が一緒に改修を考えるセミナー YKKAPと茂興業 新潟県内で防水工事などを手掛ける茂興業(本社・新潟市、高橋英樹社長)とYKKAP新潟ビル建材支店(湯本浩己支店長)は8日、設計事務所や建物管理会社、ディベロッパーなどを対象とした改修セミナー「窓を考える会社と防水を考える会社のコラボセミナー(改修編)」を新潟市の新潟テルサで共同開催した=写真。設計事務所の担当者ら約80人が参加し、ストックマネジメント時代における建物改修設計の参考にしようと、熱心に受講していた。 防水と窓という異分野のコラボ… Read More
  • 【展覧会】空間あやつる80人のデザイナースケッチ 日建設計 日建設計は、1日から日建設計東京ビル1階ギャラリーで日建スペースデザインの代表的な実績を展示する企画展「80人のデザイナーとその仲間たち」を開いている。各デザイナーがこれまでに手掛けた内装・照明・家具や住宅のスケッチを展示し、それぞれの感性や個性を紹介している=写真。会期は6月27日まで。 4日に開かれた内覧会では大久保豊代表取締役が「創立から20年を見直すと、不安と希望の中を過ごしてきた。みんなの気持ちが1つになって、弱いところを補って強… Read More

0 コメント :

コメントを投稿