深松組(仙台市、深松努社長)は15日、同社が施工している東北地方整備局発注の名取川閖上上下流工区堤防災害復旧工事の現場で、小中学生を対象とする見学会を開いた。
見学したのは、仙台市を拠点に活動する硬式野球チーム「南仙台ボーイズ」に所属する小中学生とその父兄ら26人。深松社長は、チームの監督で野球を通じた子どもたちの国際交流にも力を入れている色川冬馬氏の活動に賛同し、海外への渡航費などを支援している。今回、色川氏から職業教育の一環として建設業について学ばせたいとの要請があったことから、社会貢献活動として受け入れた。
この日は、現地で同社の矢野拓見所長から被災地の状況や復旧工事の概要などについての説明を受けながら、進められている堤防工事を見学した。
講演する深松社長 |
この後、現場事務所で深松社長が「建設業が果たす役割と魅力について」と題して講演し、公共工事や社会資本などの言葉の意味やその重要性、建設産業の構造、東日本大震災時に地元建設企業が担った役割などを分かりやすく説明した。子どもたちは、初めて知る建設業の重要性や震災時の対応などに驚きの表情を浮かべながら、熱心に聞き入っていた。
深松社長は「建設産業への入職者が減少する中、1人でも多くの子どもに職業の選択肢の1つとして興味を持ってほしい」と話した。
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