関東地方整備局国営アルプスあづみの公園事務所が長野県内で整備を進めてきた国営アルプスあづみの公園が完成した。18日に大町・松川、堀金・穂高の両地区で全園開園式典が開かれ、関係者ら約80人が参加した。同日、大町・松川地区に約142haの「自然体験ゾーン」、堀金・穂高地区に約49haの「里山文化ゾーン」を新規開園し、両地区合わせた総面積は約353haとなった。
大町・松川地区(大町市、松川村)で開いた本式典では、佐南谷英龍官房審議官が大臣あいさつ文を代読。続いて県知事、地元市村長、石川雄一局長らとともに「自然体験ゾーン・MTB(マウンテンバイク)コース」オープンを祝い、テープカットした。
その後、堀金・穂高地区(安曇野市)に移り、里山文化ゾーン管理棟前で、くす玉開披と記念植樹を実施した。
自然体験ゾーンは、マウンテンバイクを楽しめるスポーツと遊びの森エリアを始め、河畔探勝、リフレッシュの森・渓流、川遊び・乳川河原、みんなの森づくりの計5エリアで構成。里山文化ゾーンには、里山文化再生、懐かしの風景、棚田、里山の森づくりの4エリアを設けた。
同公園は1990年4月の事業採択、同年11月の都市計画決定の後、98年度から工事が本格化。2004年7月に堀金・穂高地区、09年7月に大町・松川地区でそれぞれ1期開園した。全体面積は堀金・穂高地区が約100ha、大町・松川地区が約253ha。
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