横浜市は11日、金沢シーサイドラインと京浜急行電鉄の金沢八景駅(新駅舎)などを結ぶ東西自由通路(京急跨線部)を架設した。終電後に650t吊りの大型クレーンを使用し、延長30mの鋼床版桁橋を設置した。施工は京急建設・フジタ・馬淵建設JV(平井一夫所長)が担当。今後、さまざまな駅周辺整備工事が本格化する。各事業は2018年度末の供用開始を目指す。
駅周辺では現在、「横浜市南部の拠点づくり」に向け、自由通路整備や延伸工事のほか、土地区画整理事業、駅西側道路整備、京急駅舎改良、(仮称)金沢八景西公園整備などが進んでいる。このうち東西自由通路は延伸する金沢シーサイドライン・金沢八景駅と橋上化する京浜急行電鉄・金沢八景駅の2つの駅舎を接続し、駅東西を結ぶ歩行者動線となる。
同通路整備工事は横浜市が京浜急行電鉄に委託した工事で、跨線橋部、駅前広場部(アンカーフレーム、橋脚、鋼桁の製作)の架設などを実施する。今回の架設は事業地内に建設する大型構造物の第1弾となる。
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