重要文化財である高島屋日本橋店(東京都中央区)の横にアーケードが設置される見通しとなった。日本橋二丁目第一種市街地再開発事業のうち、高島屋に隣接するオフィスビルの低層部にアーケードを設置する。あわせて交流・観光支援機能も導入し、2020年東京五輪も視野に人の流れを呼び込みたい考えだ。
アーケードを設置するのは、中央通りから一本入った特別区道中日第20号線。高島屋が面する中央通りから昭和通り方向に向けて、東西約90mに整備する計画。アーケードそのものは、高島屋(B街区)の隣接地に建設中のオフィスビル(C街区)の低層部からせり出す形で設置する。
アーケード沿いには地下鉄駅出口ができるほか、「(仮称)日本橋おもてなしステーション」や地域交流施設なども配置し、国内外からの来訪者を呼び込む狙いがある。一方、災害発生時には帰宅困難者の一時待機場所にしたり、物資供給や情報提供の場として活用することも視野に入れている。
この再開発事業は三井不動産などが参加組合員で、A街区を大林組、B街区が竹中工務店、C・D街区を鹿島が施工している。2018年度の全体完成を目指す。
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