2016/06/16

【BIM】仏のタブレット現場管理ソフト「FINALCAD」の代理店に シスプロ


 BIMソフトの開発・販売を手掛けるシスプロ(東京都新宿区)は、世界30カ国で導入されるフランス発の現場管理ソフト「FINALCAD(ファイナルキャド)」の正規代理店として販売・導入支援を開始した。iPad(アイパッド)などのタブレットに現場図面を登録し、その上に品質や安全管理、躯体、設備、内装などの作業進捗や問題情報などを入力する。元請けと協力会社が共通プラットフォームで情報共有し、現場管理に役立てる。

 アプリをApp Store、Google Playなどから無料ダウンロードした上で活用する。操作はタッチパネルを使い、図面の場所を指定した上で問題の種類を選択し、コメントや写真などで内容を記載する。3ステップで施工の問題個所などを簡単に入力できるのが特徴だ。
 躯体、電気、空調、給排水衛生、内装など協力会社ごとに問題の対応状況を可視化する。情報はクラウドで管理し、日々入力されるデータのレポートをサーバーから送る。
 2011年以降の導入実績は世界30カ国8000プロジェクトを超える。ルーブル美術館(パリ)やマリナベイサンズ(シンガポール)などの建築現場にも導入され、日本の大手ゼネコンも東南アジアなどで実績がある。
 シスプロの佐々木啓裕社長は「現場管理が大きく変革すると感じる。当社のサービスを強化する製品だと確信している」と話す。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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