2016/06/14

【土志田建設ら】川崎総合高校生ら100人が現場見学 高速横浜環状北西線の山留め工など学ぶ


 土志田建設(横浜市緑区、土志田領司社長)は10日、横浜建設業協会との共催、五洋建設JVの協力を得て、高速横浜環状北西線の現場見学会を開いた。川崎市立川崎総合高校の生徒など約100人が参加し、2班に分かれ、2JVの現場を見学した。土志田JVの現場では山留め工や鋼管杭工の施工内容を見て実際の作業を学んだ。

 土志田建設が同校から依頼を受け、土志田建設・横浜建設・石田建設JVが施工する同線(川向地区)街路整備工事(橋りょう下部工)と同(その2)を会場に設定した。さらに五洋建設・本間組・土志田建設JVの協力も得て、隣接工区の同線東方地区換気所建設工事の2つを会場に決めた。横浜建設業協会も建設業振興基金が実施している地域連携ネットワーク構築支援事業の一環として共催した。
 見学会は2年生と3年生の生徒が午前と午後で入れ替わり、1日で2つの現場を見学した。午前中に土志田JVの現場を見学した2年生は、現場事務所で中條光広現場代理人から工事概要の説明を受けた後、現場を見て回った。
 高速横浜環状北西線は東名高速道路と第三京浜道路を結ぶ延長約7.1㎞の自動車専用道路。市北西部と横浜都心の連携強化、災害時などにおける道路ネットワークの信頼性向上、地球環境負荷の低減などの効果が期待される。
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