YKK不動産が富山県黒部市で開発を進める自然共生型プロジェクト「パッシブタウン黒部モデル」のマスタープランナーで、第1期街区の設計者でもある建築家の小玉祐一郎氏(エステック計画研究所所長)が執筆した論文が、イタリア・ボローニャで開かれたパッシブ建築の国際会議で最優秀論文賞に輝いた。画像は第1期街区完成イメージ。
31回を迎えた会議には参加51カ国から292論文が集まった。小玉氏は社会、経済、環境の側面から黒部の地域特性を把握し、その特性をデザインに生かすためのプロセスを論じた。会議の統一テーマである「進化する建築、革新する建築」にふさわしく、地域特性を生かしながら技術と建築デザインの統合を目指す「パッシブ&ローエネルギー建築(PLEA)」の精神を体現していることが高く評価された。
パッシブタウン黒部モデルは、黒部の自然エネルギーを活用した集合住宅や商業施設によるまちづくり・住まいづくりとして、未来に向けた暮らしを提案するプロジェクトでもある。第1期街区は2016年2月に竣工する予定だ。
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