新菱冷熱工業は、現場で働く女性社員向けの安全用品を導入した。夏シャツやブルゾンの作業着は男女共通のSサイズまでしかなかったが、SSサイズも製作。ヘルメットはヘッドバンド部にクッション材を取り付けるなどフィット性を向上した小さいサイズもつくった。
自社製品だけでなく市販品についても、Sサイズの雨がっぱや22cmの安全靴、幅が小さい保護めがねなど女性が使いやすい製品を集め、社内の購買サイトで品ぞろえしている。製作は安全統括部が安全性や機能性を検証。CSR推進室が女性社員からヒアリングや試着による用品の選定・改善を、安全統括部と協力して実施した。
小林光雄安全統括部長は、「安全と使いやすさを考慮した安全用品の製作や女性用更衣室・トイレの環境整備など、女性社員がいまよりもっと活躍できるような現場づくりを支援していきたい」と述べ、就職希望の女子学生が増えることも期待している。
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