2016/07/19

【起工式】富山市中心部を活性化する総曲輪3丁目再開発


 富山市の中心市街地、総曲輪3丁目地区に計画されている再開発ビルの起工式が15日、建設地で行われた。
 総曲輪3丁目地区市街地再開発組合(金川直博理事長)が建設するビルは、規模がRC一部S造地下1階地上23階建て延べ3万3971㎡。商業・業務施設と共同住宅(206戸)、駐車場の複合施設となる。「『自然』や『まちなか』の風景としてのデザイン」をコンセプトに、コンパクトシティー形成やにぎわい創出を目指し、憩いの場づくりにも寄与していく。

 建設地は総曲輪3の旧西武富山店跡地の敷地3800㎡。工期は2016年3月15日-19年3月末。設計監理を日本設計・三四五建築研究所JV、施工はフジタ・佐藤工業JVが担当する。
 同日行われた神事では鎌(かま)入れを金川理事長、鍬(くわ)入れを日本設計の千鳥義典社長、鋤(すき)入れをフジタの奥村洋治社長が行い、玉ぐしをささげて工事の安全を祈願した。
 金川理事長は「この施設は再開発で建設した西武百貨店を解体してつくる、県内初の再々開発となる。まちに新たなにぎわいを生み出したい。安全対策、騒音対策に万全を期して進めたい」とあいさつした。石井隆一富山県知事と森雅志市長が祝辞を寄せた。
 フジタ・佐藤工業JV田辺久人所長(フジタ)の話「安全第一を基本に、ただ建物をつくるというのではなく、地域の活性化やにぎわい創出に貢献していくとの思いを込めて工事を進めていきたい」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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