2013/10/08

【建築新人戦2013】最優秀に東海大若月さん 全国613作品から選出

最優秀の「木陰のさんぽみち 街のみんなのコミュニティ・スクール」
「建築新人戦2013」(実行委員長・中村勇大京都造形芸術大教授)の公開審査会が5日、大阪市北区の梅田スカイビル・ステラホールで行われた=写真。5回目となる今回は、全国の大学・短大・専門校・高専から過去最多613点の応募作品が提出され、最優秀新人賞に若月優希さん(東海大3年)の「木陰のさんぽみち 街のみんなのコミュニティ・スクール」が輝いた。総合資格などが特別協賛した。


表彰を受ける月優希さん
応募作品から1次審査で100作品を選抜。2次審査で選出した16作品を公開審査し、プレゼンテーションや議論が展開された。審査委員長は竹山聖京大准教授、審査委員を五十嵐淳氏(五十嵐淳建築設計事務所)、末廣香織九大准教授、陶器浩一滋賀県立大教授、西沢立衛横浜国大教授、前田茂樹大阪工大講師が務めた。
 審査員投票で8選は、若月さんの作品、古園さわさん(九大3年)の「織り折り屋根のまち」、加藤樹大さん(九大3年)の「絆の家」、天野直紀さん(京大3年)の「都市の肖像」、上田満盛さん(大阪市大3年)の「Topographical building」、今井博康さん(長岡造形大3年)の「Ecovillage」、石原結衣さん(工学院大2年)、崔秋韵さん(神戸大3年)の「雪舟 光の境」に絞り込まれた。
 評価伯仲の末、最優秀・優秀新人賞の4選に若月さん、古園さん、石原さん、崔さんの4作品を決定。最終的に若月さん、崔さんの作品が競り合い、若月さんが僅差で最優秀新人賞に選ばれた。若月さんの作品は「樹木の枝のような架構が全体を包み込み、その中を人々が自由に歩き回る。そんな街に開いた交響空間を提案」した。表彰式では、中村実行委員長が上位入賞者に賞状を手渡したほか、総合資格を始め、特別協賛各社から副賞が贈られた。
 最優秀新人賞に輝いた若月優希さんの話「この課題は3年の前半に取り組んだが、未完成に終わっていた。建築新人戦で、再び課題に向き合えて感謝している」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

0 コメント :

コメントを投稿