完成予想 |
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林野が町域の87.1%を占めることもあり、町は木材利用に積極的だ。新庁舎の目玉の1つが、地元産材でつくった主柱だ。ヒノキを組み合わせた長さ約12mの柱を東西合わせ28本設置している。外観や内装だけでなく、主構造にまで木材を利用した庁舎建築は、全国的にもまだ例が少ない。
東庁舎建築工事の現場代理人を務める和(かのう)建設の中町公彦氏は、「ハイブリッド建築を手掛けるのは初めて。社内はもちろん住民や地元メディアの関心も高く、やりがいがある」と話す。
東西の庁舎は、地上3階部に設置するS造のデッキで接続する。完成後は線路をまたぐ自由通路として24時間開放する予定だ。デッキにつながる大階段と広場も整備する。利便性の向上だけでなく交流促進の面でも同庁舎に対する地元の期待は大きい。
西庁舎建築工事の監理技術者・入交建設の前田隆一氏は「現場はこれからが最盛期。気を抜くことなく、最後まで無事故・無災害で完工させたい」と意気込む。
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