「これが、“日本を変える"大構造物の姿だ!!」と、大上段のキャッチコピーで土木のスケールの大きさをストレートに訴える。第1章で北海道新幹線や立山砂防などを取り上げ、写真で大規模な現場を紹介する。
続く第2章は、平成に入ってからの大プロジェクト史と銘打ち、東京湾横断道路、明石海峡大橋、関西国際空港などおなじみの事業について、どのような工法で建設したかを解説している。
単に土木構造物を掲載するだけでなく、土木系女子の「ドボジョ」として活躍中の建設コンサルタントである丸橋温美さん(日本工営)、工事主任の田中美帆さん(大成建設)、油圧ショベルのオペレーターである皆川紗貴子さん(フルハシ商事)の3人をインタビューしているほか、見学できる施設やデートのお薦めスポットといった柔らかい企画もあって楽しめる。
(イカロス出版・1680円)
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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