2013/10/16

【土木】船から見る閘門に驚き 新潟県が高校生向け見学会

新潟県新潟地域振興局地域整備部は12日、高校生を対象とする社会インフラの見学会を開いた。県立新潟工業高校土木科の32人は2班に分かれ、船上から閘門や排水機場、橋梁などを見て回り、建設産業の魅力と社会資本整備の重要性を改めて実感していた。
 土木構造物が社会生活で果たす役割を高校生に伝え、業界の担い手確保につなげるのが狙い。


当日は、にいがた地域創造センターの担当者から通船川の成り立ち、模型による新潟の地盤沈下などについて説明を受けた後、乗船場から舟に乗り込み、山の下閘門排水機場や山の下橋、柳都大橋、萬代橋、第一貯木場を見学した=写真。特に同排水機場では国内でも珍しい閘門の観音開きや、2.3m程度の通船川と信濃川の水位差に驚いた表情を見せていた。
 最後に朱鷺メッセへ移り、見学会を振り返った。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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