日本建築家協会東北支部宮城地域会(JIA宮城、安達揚一地域会長)は、2016年2月26、27の両日に「東日本大震災復興建築ツアーinみやぎ」を開催する。復興において建築が果たすべき役割とは何か、宮城県内の被災地を巡り、復興建築事業の設計者や発注者らの多様な声を交えて現場の葛藤や成果、その挑戦などを伝える。画像はみやぎ復興住宅整備推進会議の資料より。
みやぎボイス2016との連動企画として、震災から5年を迎えた被災地の実情を建築という視点で切り取った2日間のバスツアーを行う。初日は津波被害を受けた石巻市中心市街地を自由見学するとともに、女川町の復興まちづくり、JIA宮城が支援する石巻市北上町などを訪れる。
2日目は、多賀城市と七ヶ浜町の災害公営住宅や七ヶ浜中学校、復興のトップランナーとなった岩沼市の玉浦西地区防災集団移転促進事業、名取市閖上地区の復興まちづくり、閖上朝市などを見学する。
同28日には仙台市青葉区のせんだいメディアテークでみやぎボイス2016を、「これまでの復興と、これからの私たちの社会」をテーマに開く。震災復興を通して見えてきた課題などの事例報告とともに、地域・現場からの視点や総括、分野ごとにこれから取り組むべきことや、次につなげるべき事項などを論じ合う。
ツアーの定員は100人。参加費は2万2000円(税込み)で、宿泊やバス、保険代などが含まれる。問い合わせは、事務局・電話022-225-1120。
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