2014/12/04

【建設業イメージアップ】高校では初めて! 国交省らが千葉県立東総工業高で説明会 

国土交通省や全国測量設計業協会連合会、全国地質調査業協会連合会、建設コンサルタンツ協会で編成する「建設関連業イメージアップ促進協議会」は3日、建設関連業イメージアップ説明会を千葉県立東総工業高校(旭市)で開いた=写真。高校での開催は初となる。協議会の構成員らが建設科2年生35人を前に、プロジェクターを使いながら仕事内容などを紹介した。

 冒頭、国交省土地・建設産業局建設市場整備課の水草浩一氏が「土木分野での建設関連業の役割」を解説した。
 その後、全測連の大坪和幸氏(パスコ)が測量業、全地連の萩原育夫氏(サンコーコンサルタント)が地質調査業、建コン協の台本尊之氏(オリエンタルコンサルタンツ)が建設コンサルタントの役割についてそれぞれ説明を行った。その中で台本氏は、県内で進む東京外かく環状道路を一例に挙げ、「コンサルタント業者が工法の選定などに携わっている」と語った。
 最後の質疑応答では、生徒から寄せられた「地質調査業は地味なイメージだが、なぜ就職したのか」との質問に対し、萩原氏が「山に行って化石を拾うのが好きだった」と志望動機を答えた。
 同説明会は、10月に東京都市大学と法政大学で実施済み。11日には同県立京葉工高(千葉市稲毛区)でも開催する。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【築地移転】豊洲新市場プロジェクトが始動! 建設工事を公告 豊洲新市場の建設プロジェクトがいよいよ本格化する。東京都は30日に新市場建設工事4件の一般競争入札を公告する。規模は、青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、管理施設棟など総延べ約40万8000㎡。建設費は990億円。竣工は2015年度。築地が育んできた食文化を継承し、豊洲の地に首都圏の新たな基幹市場が誕生することになる。  新市場は、モータリゼーションや情報技術の進展など、物流形態の変化にも対応する。当初は14年度の開場を予定していたが、万全… Read More
  • 【八ッ場ダム】年度内本体着工へ準備着々 橋梁は仕上げ段階に 吾妻川とダム予定地 関東地方整備局は、八ッ場ダム建設事業の本体工事着手に向け、準備を進めている。国道145号やJR吾妻線など主要な交通機関の付替線や、ダム湖面をわたす湖面1号橋などの橋梁工事は仕上げの段階に入った。ダム湖内に位置する住戸などの移転率は94%(2013年3月末時点)を超え、生活再建施設として整備された湖面周囲の目新しい住戸や商店からは、生活の活気が出始めた。 家屋移転も進んでいる 吾妻線の付替鉄道として整備する10.4… Read More
  • 【東京駅八重洲口】「光の帆」グランルーフが完成! 未来へ航行する新ランドマーク 東京駅八重洲口に、「光の帆」をイメージした大屋根などからなる「GRANROOF(グランルーフ)」が完成し、20日にオープンした。東日本旅客鉄道(JR東日本)が進める駅周辺整備の一環で、グラントウキョウノースタワーとサウスタワーをつなぐ長さ約230mの大屋根とペデストリアンデッキ、その下にレストランやカフェを中心に個性的な店舗15店が入る。同日、ペデストリアンデッキ上で開いたオープニングセレモニーには、JR東日本の出口秀已常務東京支社長、梅原康… Read More
  • 【オープン】西武池袋線石神井公園に駅ナカ開業! 西武鉄道と西武プロパティーズが西武池袋線石神井公園駅周辺で進めている開発計画「エミナード石神井公園」1期が2日に開業する。1期として駅ナカ商業施設「エミオ石神井公園」がオープンする。 エミオ石神井公園は「石神井スタイル(都心と郊外、ふたつの魅力あるくらし)」をコンセプトに、スーパーマーケット、雑貨、カフェ、レストランなどの店舗がそろう。  今回、オープンするのは「エミオ(ウエスト)」と「エミオ(ノース)」。 高架下のエミオ(ウエスト)はイトー… Read More
  • 【課題】「トンネル工事機械が足りなくなる」 野崎トンネル専門協会長が警鐘 トンネル工事で使用されるジャンボ(記事とは関係ありません) 日本トンネル専門工事業協会の野崎正和会長が、東京オリンピック開催やリニア中央新幹線などの建設需要で、労働者と資材、機械の不足は顕著になりつつあることについて警鐘を鳴らしている。  野崎会長は「オリンピックは7年という期限が決まっている。最後は突貫工事になるのではないか。震災復興も急がなければならない中で、大変な状況になる。そうした中で、われわれの業界には若い人が入ってきていない。人… Read More

0 コメント :

コメントを投稿