2016/12/07

【大建協】新3Kに取り組む現場の最前線! 堺高生が第二阪和道現場を見学


 大阪建設業協会は5日、高校生を対象とした見学会を開いた。市立堺高(堺市堺区)の建築インテリア創造科1年生約40人が、第二阪和国道(和歌山岬道路)の現場を見学した。写真は打設の様子を見守る生徒たち

 訪れたのは、2016年度内開通を目指す同道路淡輪ランプ~平井ランプ間(7.6㎞)のうち、東急建設が施工している平井北地区道路改良他工事の現場。事務所で長棟淳司所長や同社若手社員から道路の基本構造や現場の概要について説明を受けた後、現場内に移動した。
 生徒らはまず現場作業の約6割を占める法面工(アースアンカー)の作業の様子を見学した。またドローンやトータルステーションなど、ICT(情報通信技術)化の取り組みなどにも触れた。
 事務所に戻った生徒らはICTや女性の積極登用などにより、建設業が新3K(給料・休暇・希望)を目指しているという説明を改めて受けた。その後の質疑応答では「なぜこの仕事を選んだのか」「やりがいは」など、さまざまな質問が寄せられていた。

トータルステーションの説明を聞く

 最後に東急建設大阪支店土木部の渡部邦夫部長があいさつに立ち、「私たちはかつてのイメージを払しょくしようと、業界をあげて一生懸命担い手の確保に務めている。何年か後に現場の仲間として再会できることを楽しみにしている」と締めくくった。
 和歌山岬道路は、大阪~和歌山間の国道26号の慢性的な渋滞解消を目的に整備が進められている。事業主体は近畿地方整備局。大阪府阪南市から和歌山市まで20.6㎞の事業区間のうち、淡輪ランプ~平井ランプ間を除く区間は供用済み。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿