2015/11/05

【キクシマ】ストリートファニチャーコンペ、入賞は「いぬの停留所」など 12月から横浜市内に展示


 キクシマ(横浜市港南区、菊嶋秀生社長)は2日、同社50周年記念企画「まちを楽しくするストリートファニチャーデザインコンペティション」の公開審査会を開き、「『みんなの輪』~樹の下の『からみ合い』~」「ThreeHundredChairs」「いぬの停留所」の入賞を決めた。入賞3作品は同社と共同で実物を製作し、12月から2016年1月までの半月程度、横浜市内に展示する。

「『みんなの輪』~樹の下の『からみ合い』~」

 「みんなの輪」は長崎辰哉氏(アトリエハレトケ一級建築士事務所)、300のイスはホルヘ・アルマザン、井上岳、田村賢、草野萌、ギリェルミ・モンチ、ルイス・グスタヴォの各氏で構成する「慶應義塾大学ホルヘ・アルマザン研究室」、停留所は久万奈都子、藤原洋平の2氏による「DESIGN PEOPLE」が提案した。

「ThreeHundredChairs」

 審査委員長の飯田善彦日本建築家協会関東甲信越支部神奈川地域会代表は、数多くの力作に感謝するとともに審査を振り返り、「来年も横浜のまちを舞台にした今回のようなイベントができたらいい。その時には、また良い提案をお願いしたい。このまちに暮らしていて足りないと感じる物はたくさんある。必ずやりがいがあるはず」と今後の展開に期待を寄せた。
 同コンペでは「横浜都心部に賑わいを作り出し、まちを楽しくするストリートファニチャー」を募集した。提出期限の9月30日までに全国から111作品が寄せられ、10月10日の1次審査で11作品を選定した。2日にBankARTStudioNYK(横浜市中区)で公開2次審査を実施し、入賞作品を決定した。入賞以外の8作品は佳作に選ばれた。
 審査は委員長を含む6人が担当した。アドバイザーは山口賢(アマテラス都市建築設計)氏が務めた。
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