2015/02/01

【復興版】コンベンション誘致の切り札なるか 仙台国際センター展示棟が完成

仙台市が、国際的な文化・市民交流のさらなる活性化や、コンベンション機能の飛躍的な向上を目指して整備を進めていた、仙台国際センター展示棟が完成し=写真=、28日、青葉区青葉山の同施設内で記念式典が開かれた。約250人の関係者が参集し、3月に行われる国連防災世界会議のメーン会場となる同施設の完成を祝った。設計は昴設計、施工は橋本店などが担当した。

 規模はS造2階建て延べ5979㎡。施設には展示会や見本市、会議、イベントなど多彩な催しに対応できる展示室を中心に、会議室4室と応接室2室、控室、パントリーなどを配置している。
 このうち、メーンの展示室は3000㎡の無柱空間で、用途に応じて展示室1(1000㎡)、同2(2000㎡)の2分割にして利用できる。
 既存の会議棟とは2階部を渡り廊下で接続しており、両棟の一体利用で6000人規模の大規模会議にも対応する。

あいさつする奥山市長
この日の式典では、奥山恵美子市長が「本市のコンベンション誘致に大きな弾みをつけるターニングポイントとなる施設が実現した。施設面での受け入れ能力が飛躍的に高まることを機に、より多くの会議やイベントを引き付けるまちとなるよう努力したい」とあいさつした。
 このあと、村井嘉浩宮城県知事、鎌田宏仙台商工会議所会頭、里見進東北大総長ら、産学官の代表者が祝辞を述べ、展示棟の整備効果や期待感などを語った。
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