2015/02/20

【環境】鹿島と日本板硝子が受賞! WWFの「ビジネスと生物多様性 勝手にアワード」

世界自然保護基金(WWF)ジャパンは19日、企業の生物多様性に関する取り組みを独自の視点から表彰する「ビジネスと生物多様性 勝手にアワード」の受賞企業を発表した。功労賞に相当する「亀の甲より年の功賞」には鹿島、特別賞に相当する「山椒の実賞」には日本板硝子が輝いた。受賞企業には表彰状を授与する。

 このアワードは、一般的な企業による応募制・推薦制ではなく、東証1部上場企業(内国株)計1818社が発行する環境報告書を基礎資料に、WWF独自の9つの評価項目と4つの評価観点から総合的に高評価を得た企業を選出し、各受賞企業を決定した。
 鹿島は「生物多様性行動指針の前身である生態系保全行動指針を2005年に策定。今回調査の中で生物多様性に関する指針として内容確認できたものの中で最も古い。また08年の第9回生物多様性条約(CBD)締約国会議で発足したビジネスと生物多様性イニシアチブへの署名など建設会社の中で先駆的に活動してきた」ことが評価された。
 一方、日本板硝子は「木製梱包材に使用されている木材でサプライヤーにCoC認証(認証された森林の木材を製品の製造・加工・流通の全過程で使用していることの証明)を要求。これは梱包材生産側に対するインパクトが大きく、サプライチェーンを通じてCoC認証の連鎖をつなげることが非常に重要な意味を持ち、調査対象企業の中では他に見られず、独自性・・自主性に富む」ことが受賞に至った。
 この2社のほか、「百獣の王賞(大賞に相当)」にキリンホールディングスが選ばれるなど計9社が受賞した。
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