2015/02/02

【職場訪問】「こんなに細かい作業が…」桜中学校生が模型で舗装学ぶ 日本道路

日本道路の本社(東京都港区)で1月30日、中学生の職場訪問学習が実施された。茨城県つくば市にある施設分離型小中一貫校「さくら学園」の市立桜中学校第8学年の6人が訪れ、舗装の仕組みや道路の造り方などを学んだ。生徒は、同社が用意した排水性舗装の模型などに実際に触れることで、普段は何気なく利用している道路の構造や役割に対する理解を深めた。

 冒頭、同社の浜田幸二技術研究所長は、「きょうは舗装の役割や、なかなか見る機会のない研究内容などを紹介したい。訪問学習を楽しんでもらい、今回の経験を将来的に役立ててもらえればうれしい」とあいさつした。
 引き続き、技術研究所の主任、研究員が会社概要や研究所の業務内容、道路舗装の施工手順、排水性舗装などについて説明した。排水性舗装や遮熱性舗装の模型を使った学習では、ポーラスアスファルト舗装に水が染みこんでいく様子を見たり、赤外線を反射させる舗装面に触れたりすることで、その効果を体感した=写真。
 参加した生徒からは「普段は何気なく道路を使っているが、造るためには細かい作業があることを知ることができた」「道路を造るためには、何日もかかり、お金もかかっているので、これからは大事にしていきたい」などの感想が出された。
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