2015/02/13

【出前講座】大宮工高卒業生が後輩にラブコール! 鉄筋組立実技にも挑戦 埼玉建協

埼玉県建設業協会(真下恵司会長)は10日、埼玉県立大宮工業高校建築科2年生の約70人を対象に、建設業体験出前講座を開いた。富士教育訓練センターがカリキュラムを作成し、橋本学講師が座学を担当したほか、協同組合東京鉄筋工業協会の会員企業も参加し、実技実習などを支援した。また、同校の先輩技能者2人が建設業の魅力を後輩に語り、入職を呼び掛けた。

 座学では、橋本講師が建設業にかかわる仕事の仕組みや資格を取得する必要性、将来設計を持つ大切さなどを説明。また、昨年春に同校を卒業し、入社1年目の岡拓巳さん(飛田鉄筋工業)と田村歩さん(ヤマガタ鉄筋)が教壇に立ち、入社の動機やものづくりのやりがいを語った=写真。
 岡さんは「自分たちのつくった建物が地図に残り、地域の暮らしや命を守ることに貢献する。建設業に入職したら先輩の技術を盗み、業界を引っ張る気持ちを持ってほしい」と話した。田村さんは「在学中の出前講座で建設業に興味を持った。自分でつくる達成感が仕事の喜び。すぐ辞めてしまう人も多いが、強い意志を持って、ぜひこの業界を目指してほしい」と力を込めた。
 実技では、生徒が鉄筋組立作業の実習に挑戦。富士教育訓練センター、飛田鉄筋工業、ヤマガタ鉄筋、東京朝日ビルドの職員も実技指導に参加した。岡さんと田村さんも加わり、作業に取り組む後輩にアドバイスしていた。
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