エシェル・アン(東京都新宿区、下田泰也社長)はフランスのル・コルビュジエ財団と共同し、同財団が保存する建築設計資料約3万8000点のオンライン配信サービスを開始した。日本語・英語・仏語に対応しており、世界中からコルビュジエの高精細な建築設計資料を閲覧できる。画像は公開中の図面。
下田代表は19日にフランス大使館で開いた記者会見で、「簡単に原資料に当たることができるようになるため、コルビュジエ研究の手法を大きく変えることになるだろう」と期待を込めた。フランス大使館のカトリーヌ・ドロゼフスキー大学交流担当官は、「コルビュジエが亡くなって、ことしで50年を迎える。そのような節目の年にオンラインサービスを開始できることは大変素晴らしく、うれしい。これをきっかけに日本とフランスの関係が深まることを期待している」と語った。
従来、建築設計資料はマイクロフィルムで管理され、出版物もモノクロ制作が中心だった。エシェル・アンは2004年から原資料の撮影を開始し、10年に全資料のデジタルデータをまとめたDVD「ル・コルビュジエ プランズ」を完成させた。今回、同データのすべてをオンラインで配信した。
日本国内での販売はアーキノート(川崎市、青木恒享代表)が担当する。サービス利用料は年間68万円(税別)。オンライン閲覧に加えて、資料のスケールを合わせた印刷もできる。青木代表は大学や研究機関を中心に「まず国内で120件程度の契約を目指す」と語り、全世界で600件程度の契約が見込めるとした。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
下田代表は19日にフランス大使館で開いた記者会見で、「簡単に原資料に当たることができるようになるため、コルビュジエ研究の手法を大きく変えることになるだろう」と期待を込めた。フランス大使館のカトリーヌ・ドロゼフスキー大学交流担当官は、「コルビュジエが亡くなって、ことしで50年を迎える。そのような節目の年にオンラインサービスを開始できることは大変素晴らしく、うれしい。これをきっかけに日本とフランスの関係が深まることを期待している」と語った。
従来、建築設計資料はマイクロフィルムで管理され、出版物もモノクロ制作が中心だった。エシェル・アンは2004年から原資料の撮影を開始し、10年に全資料のデジタルデータをまとめたDVD「ル・コルビュジエ プランズ」を完成させた。今回、同データのすべてをオンラインで配信した。
日本国内での販売はアーキノート(川崎市、青木恒享代表)が担当する。サービス利用料は年間68万円(税別)。オンライン閲覧に加えて、資料のスケールを合わせた印刷もできる。青木代表は大学や研究機関を中心に「まず国内で120件程度の契約を目指す」と語り、全世界で600件程度の契約が見込めるとした。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿