2015/02/26

【九州地整】福岡県と初の女性技術者意見交換会 土木の魅力向上にPRイベントなど提案


九州地方整備局と福岡県は24日、福岡市の福岡第2合同庁舎で、女性技術者による意見交換会を開いた=写真。他機関の女性技術者との意見交換は両機関とも今回が初めて。日ごろの思いを共有するとともに、職場環境の改善や土木の魅力向上に向けて知恵を出し合った。

 同局と県に在籍する女性技術者はともに60人程度。同局は局内に「九州女性技術者の会」を組織し情報共有を図り、県も土木技術者らで日ごろから親睦を図っている。
 当日は同局と県から各6人が参加した。女性技術者の現状や職場環境の改善、土木の魅力向上などで意見を交わした。具体的には育児と仕事との両立に向けた体制づくり、女性目線による安全対策のあり方などがテーマに挙がった。両機関が連携できる分野として、土木イベントでのPRなどが提案され、行動に移せるよう、15年度以降も継続して意見交換の場を設けることを決めた。
 終了後に九州女性技術者の会の会長を務める原田佐良子筑後川河川事務所片ノ瀬出張所長は「国と県と立場は違うが、同じ土木行政を担う者として共有できることも多かった。多くの人が集まれば大きな仕事ができる。民間を含め他機関と連携し、土木の魅力向上に貢献したい」との考えを示した。県の本田顕子久留米県土整備事務所都市施設整備課長も「刺激し合うことは大切。継続して取り組み、少しずつ輪を広げていきたい」と話すなど、お互いに実りある会合となった。
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