女性の目線で現場の安全衛生面を入念にチェックするオリエンタル白石の「美守(みまもり)隊」が20日、国土交通省九州地方整備局佐賀国道事務所発注の佐賀497号高瀬橋上部工工事をパトロールした。「いろいろな目線で見ることが環境の改善につながる」(山形誠二執行役員福岡支店長)と福岡支店で発足した美守隊は、東北支店や東京支店にも広まっている。
安全衛生パトロールには、美守隊から高倉真希子隊長を始め隊員4人、福岡支店からも山形支店長、佐藤弘志安全・品質・環境管理室室長らが参加した。同じく隊員の下川愛さんは、この作業所で技術職として働いているため、パトロールを受ける側で参加した。
美守隊は、小野秀雄作業所長から工事概要の説明を受けた後、2班に分かれて橋桁が架設されている現場や休憩所を回り、専用のユニフォームに安全帯を装着して約1時間をかけて写真を撮影したり、チェックシートに記入しながら点検した=写真。
パトロール後の講評では、「事務所は明るく、現場も整理整頓され、きれいだった」などと評価した一方、休憩所のストーブと灯油缶の距離が近い点や救急箱の周囲に物を置かないよう指摘した。山形支店長も「現場近くのゴミを処分するなど、地域貢献も検討してほしい」と要望。これを受けて小野所長は、「日ごろは褒めてもらえないところを評価してもらい、新鮮だった」と感想を述べた。
美守隊は、2014年5月29日に福岡支店で発足した。隊員は、支店の管理事務や営業事務、工場・機材センターの管理事務、現場で働く技術者の6人で編成される。職歴は1年未満から15年と幅広く、今回を含め安全パトロールを10回、見学会の案内を2回これまでに実施している。また、3カ月ごとに安全教育を受けている。
活動は隊員にとって貴重な体験になっており、「伝票でしか知らなかった機材や製品が現場で使われているのを見て、自分自身の知識が増え、仕事に生かせる」「世の中の役に立っていることがわかり、やりがいを実感できた」などと話していた。
高瀬橋は橋長91m、全幅10.15mのポストテンション方式PC2径間連結T桁橋。工事場所は、佐賀県伊万里市南波多町高瀬地先。
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安全衛生パトロールには、美守隊から高倉真希子隊長を始め隊員4人、福岡支店からも山形支店長、佐藤弘志安全・品質・環境管理室室長らが参加した。同じく隊員の下川愛さんは、この作業所で技術職として働いているため、パトロールを受ける側で参加した。
美守隊は、小野秀雄作業所長から工事概要の説明を受けた後、2班に分かれて橋桁が架設されている現場や休憩所を回り、専用のユニフォームに安全帯を装着して約1時間をかけて写真を撮影したり、チェックシートに記入しながら点検した=写真。
パトロール後の講評では、「事務所は明るく、現場も整理整頓され、きれいだった」などと評価した一方、休憩所のストーブと灯油缶の距離が近い点や救急箱の周囲に物を置かないよう指摘した。山形支店長も「現場近くのゴミを処分するなど、地域貢献も検討してほしい」と要望。これを受けて小野所長は、「日ごろは褒めてもらえないところを評価してもらい、新鮮だった」と感想を述べた。
美守隊は、2014年5月29日に福岡支店で発足した。隊員は、支店の管理事務や営業事務、工場・機材センターの管理事務、現場で働く技術者の6人で編成される。職歴は1年未満から15年と幅広く、今回を含め安全パトロールを10回、見学会の案内を2回これまでに実施している。また、3カ月ごとに安全教育を受けている。
活動は隊員にとって貴重な体験になっており、「伝票でしか知らなかった機材や製品が現場で使われているのを見て、自分自身の知識が増え、仕事に生かせる」「世の中の役に立っていることがわかり、やりがいを実感できた」などと話していた。
高瀬橋は橋長91m、全幅10.15mのポストテンション方式PC2径間連結T桁橋。工事場所は、佐賀県伊万里市南波多町高瀬地先。
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