2015/02/23

【現場見学会】「築育」で府中市民病院改築現場に大学生ら23人参加 フジタ広島

フジタ広島支店(澤田清執行役員支店長)は、同社が展開する「築育」活動の一環として、広島県府中市に建設中の府中市民病院改築工事で、学生を対象とする現場見学会を開いた=写真。広島県内を中心に福岡県や山口県から23人の大学生・大学院生が参加した。

 当日は新免滋朗所長や作業所職員が工事概要などを説明した後、施工中の現場内を見学した。学生は「物流倉庫や工場と比較して病院の施工で重要なことは何か」「建設会社に就職するためにしておくことは」などと、さまざまな質問を投げ掛けた。次代を担う若者が建設業への魅力を深める有意義な機会となった。
 2014年5月に着工し、順調に作業を進めている。規模はRC造4階建て延べ1万1083㎡。病床数は150床で計画している。設計は日本設計・日本設計メディカルコアJVが担当した。
 敷地内で既存病院を運営しながら建て替えるため、第三者・病院関係者の動線計画に配慮している。工事段階ごとに必要な設備の切廻しも既存病院の機能を損なうことがないように事前調査や手順・計画を密にしている。新本館病棟にはPC+プレストレス緊張工法を採用、早期製作とPC建て方の検討に留意している。工期は2016年10月31日まで。
 建設地は同市鵜飼町555-3の敷地1万6080㎡(建築面積3667㎡)。
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