京都建築学生之会(黒柳歩夢代表)は23日から25日までの3日間、京都市左京区の京都市勧業館みやこめっせで、合同建築卒業設計展「Diploma×KYOTO’15」(特別協賛・総合資格ら)を開催している。23日に開いた講評会では杉森大起さん(立命館大)の「道行きのかどもり」=写真=が最優秀作品に輝いた。
設計展は1989年の同会発足以来、24回目となる合同展覧会で、三重大や金沢美術工芸大を含む21大学、167人が作品参加した。25日に学生間講評会が行われる。
23日の講評会では建築家の松田達氏の司会・進行で、佐々木葉二、島田陽、西沢立衛、八束はじめの建築家4氏が審査員を務めた。
午前中の選考で、天野直紀さん(京大)の「尼崎再計画」、岩井浩太さん(大阪工大)の「新築による町屋の保存」、上田満盛さん(大阪市大)の「幸福町児童養護施設」、浦田麻紀子さん(奈良女子大)の「湖水をわたる-西の湖再生のためのフィールドミュージアム」、小川亜希穂さん(神戸大)の「Media is Art」、楠本鮎美さん(立命館大)の「『天涯に祈る』-崩れと対峙する天涯の英雄記念館-」、甲津多聞さん(大阪芸大)の「溶ける魚」、杉森大起さん(立命館大)の「道行きのかどもり」、竹川康平さん(神戸大)の「炭都再来」、竹村優里佳さん(近畿大)の「kadochi・complex」、渡邊詩織さん(京都建築大学校)の「アートが変える瀬戸内の暮らし-多度津駅開発計画-」の11作品が選抜された。
午後からはプレゼンテーション、審査員との質疑応答が熱く繰り広げられた=写真。最終審査で、杉森さんの「道行きのかどもり」が最優秀作品に選ばれた。2位は楠本さん、3位は浦田さんと竹村さんの各作品だった。授賞式では、1-3位の4人に盾が贈られた。総合資格学院の池田雄一京都校・福知山校学校長からは副賞(1位10万円、2位5万円)が手渡された。
最優秀作品は、火防の神である火之迦具土大神(ひのかぐつちのかみ)を祀(まつ)った浜松市の秋葉神社を舞台に、森林と都市の境界として日本の木材産業を支えてきた天竜木材の製材・加工施設などを計画している。
杉森さんは「こういう場で評価をいただくのはうれしく、自信につながる。4月からは大学院に進み、将来はゼネコンの設計部か組織事務所に入って建築界を引っ張っていきたい」と喜びを語った。
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設計展は1989年の同会発足以来、24回目となる合同展覧会で、三重大や金沢美術工芸大を含む21大学、167人が作品参加した。25日に学生間講評会が行われる。
23日の講評会では建築家の松田達氏の司会・進行で、佐々木葉二、島田陽、西沢立衛、八束はじめの建築家4氏が審査員を務めた。
午前中の選考で、天野直紀さん(京大)の「尼崎再計画」、岩井浩太さん(大阪工大)の「新築による町屋の保存」、上田満盛さん(大阪市大)の「幸福町児童養護施設」、浦田麻紀子さん(奈良女子大)の「湖水をわたる-西の湖再生のためのフィールドミュージアム」、小川亜希穂さん(神戸大)の「Media is Art」、楠本鮎美さん(立命館大)の「『天涯に祈る』-崩れと対峙する天涯の英雄記念館-」、甲津多聞さん(大阪芸大)の「溶ける魚」、杉森大起さん(立命館大)の「道行きのかどもり」、竹川康平さん(神戸大)の「炭都再来」、竹村優里佳さん(近畿大)の「kadochi・complex」、渡邊詩織さん(京都建築大学校)の「アートが変える瀬戸内の暮らし-多度津駅開発計画-」の11作品が選抜された。
午後からはプレゼンテーション、審査員との質疑応答が熱く繰り広げられた=写真。最終審査で、杉森さんの「道行きのかどもり」が最優秀作品に選ばれた。2位は楠本さん、3位は浦田さんと竹村さんの各作品だった。授賞式では、1-3位の4人に盾が贈られた。総合資格学院の池田雄一京都校・福知山校学校長からは副賞(1位10万円、2位5万円)が手渡された。
最優秀作品は、火防の神である火之迦具土大神(ひのかぐつちのかみ)を祀(まつ)った浜松市の秋葉神社を舞台に、森林と都市の境界として日本の木材産業を支えてきた天竜木材の製材・加工施設などを計画している。
最優秀賞に輝いた杉森さん |
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