2015/02/17

【高田松原再生】ベターリビング支援で岩手県沿岸2㎞に松苗植樹へ

ベターリビングは、震災による津波で流失した白砂青松の名勝地「高田松原」を復活させる取り組みを支援している。15日には東京・丸の内で岩手県陸前高田市や地元の「高田松原を守る会」などと「高田松原再生活動支援キックオフイベント」を開催。陸前高田市から招待した子どもたちと都内から一般参加した子どもたちが協力しながら、高田松原の再生を祈念した絵柄をもとに、色とりどりの花びらで5m四方の巨大な絵画を制作した=写真。

 省エネ型ガス給湯・暖房機などの普及に合わせて植樹活動の支援を行い、環境保全を目指す「ブルー&グリーンプロジェクト」の一環として、高田松原の再生活動を支援する。具体的には、ことしからクロマツなどの苗木の育成、周辺沿岸での試験植栽に取り組み、2017年以降、松原再生エリアでの植栽活動開始を予定している。
 高田松原は江戸時代から暴風・防潮林として植栽が始まり、長さ2㎞の海岸線にアカマツやクロマツなど約7万本の松林を形成。国の名勝に指定されるなど、その美しい景観で親しまれた。
 その再生に向け現在、岩手県が沿岸跡地2㎞に整備中の2本の防潮堤の間に、松苗の植栽エリアを設定。一部は市民による植栽・保育エリアとし、行政と市民などの協働による早期復旧を目指している。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【日本国土開発】宮古市の特産物販売で復興支援! 本社前で「ミヤコマルシェ」開催  日本国土開発は24日、東京都港区の本社前で「岩手県宮古市物産会(ミヤコマルシェ)」を開いた=写真。東日本大震災の復興支援の一環で、本社での開催は昨年に続き2回目。塩サイダーやあたりめ、干しいもなど宮古市や周辺地域の特産物約30種類を販売した。同社社員のほか、周辺企業の社員、近隣住民らが詰め掛ける盛況ぶりだった。  日本国土開発は、宮古市が復興計画の重点施策に掲げている「宮古市スマートコミュニティ事業」に参画しており、エネルギーの地産地消… Read More
  • 【復興特別版】防災ヘリ「みちのく号」から見た東北被災地のいま   2011年3月11日に発生した東日本大震災は、東北地方の沿岸部に未曽有の被害をもたらした。膨大な災害廃棄物の山に埋もれた現地の惨状をぼうぜんと見つめることしかできなかった発災直後。そうした中でも、東北地方整備局を始めとする国の機関や地元自治体などの行政と、地域に根差した地元建設業界、全国的な組織力を生かしたゼネコンなど、建設産業界の献身的な取り組みにより復旧・復興への歩を着実に進めてきた。発災から5年3カ月を迎え、沿岸部はどういった状… Read More
  • 【日本サッカー協会】震災復興支援の「いわき市新舞子フットボール場」が大人気!  日本サッカー協会(JFA)が、東日本大震災復興支援活動の一環として、福島県いわき市に整備を進めていたサッカーグラウンド「いわき市新舞子フットボール場」が完成、5月21日から供用を開始し、好評を博している。最高品質のロングパイル人工芝を採用したグラウンドは、けがを恐れず思い切りプレーができるとあって、休日の予約は困難な状況になりつつあるという。写真は5月20日田嶋幸三JFA会長、清水敏男いわき市長も出席したオープニングセレモニー  同フッ… Read More
  • 【西松建設ら】6回目の「ひまわりプロジェクト」 復興願って名取市の閖上に4200株植樹  西松建設などが取り組む震災復興・環境緑化支援事業「ひまわりプロジェクト2016」が18日、宮城県名取市内で開かれた=写真。6回目となる今回は、会場をこれまでの美田園駅前から閖上に移し、参加した同社社員と協力会社の関係者を始め、ボランティアや地元住民ら約300人が、首都圏の一般家庭や学校などで育てた約4200株の苗木を、思いを込めて植樹した。  主催者を代表してあいさつした西松建設の近藤晴貞社長は「この地では、かさ上げ工事が行われており… Read More
  • 【日建連】除染の取組みをパンフで紹介! 具体的なデータでリアルな現場を伝える  日本建設業連合会(中村満義会長)は、東日本大震災に伴う除染工事に携わる会員各社の取り組みをPRし、復興の加速化を後押しするため、「復興に向けた除染へのさらなる取組み」と題したパンフレットを作成した=写真。計5000部を近く会員企業の現場や環境省、復興庁の出先などに配布する。  パンフレットは16ページで、2016年度末の完了を目指している国直轄除染工事で会員各社が総力を挙げて取り組んでいる姿などを具体的なデータを交えて紹介している。 作… Read More

0 コメント :

コメントを投稿