2015/02/18

【群馬建協】SNSで災害情報提供する「ぐんケン見張るくん」が話題!!

昨年2月14、15日に関東甲信地方を襲った記録的豪雪から1年を迎え、今冬も積雪に対する警戒感が全国的に高まる中、群馬県建設業協会(青柳剛会長)独自の新災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」が注目を集めている。全国ネットの民放が5日朝のニュース番組で、会員企業の作業員が除雪作業や道路パトロールの際に携帯電話で現場の情報をツイッターに投稿し、情報提供する取り組みを放映した。

 番組は、市民がいち早く正確な情報を得る手段としてSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に着目。SNSに詳しいジャーナリストの津田大介氏が、群馬建協の情報共有システムを取り上げた。
 協会では、昨年12月に従来のGPS付き携帯電話を活用した災害情報共有システムを大幅に改良し、「ぐんケン見張るくん」の運用を開始。災害対応の“セミプロ”といえる建設業が、道路除雪や災害に対応する最前線の状況を動画や音声、文章などをツイッターに投稿し、道路を管理する行政機関や一般ユーザーに情報提供している。
 日刊建設通信新聞社の取材に対し、青柳会長は「SNSは、マスメディアで取り上げられにくい地道な協会活動を発信するツール」として重視する考えを示している。
 個人の口コミを双方向で共有するSNSの影響力が増す中、マスメディアと組み合わせた情報発信が実現し、建設業のPRに相乗効果をもたらした。
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