川本建築設計事務所(広島県廿日市市、八納啓造社長)は、広島県府中町のりゅうせん幼稚園で、園舎では全国的にも珍しい木造2階建ての耐火建築物を実現した。建設資材の高騰が続く中、地産地消の木造の採用に注目が集まっている。
園舎建設においては昨今、2階建てとなると耐火建築物とすることが必須となっている。そのため、ほとんどがS造やRC造の建築となる。今回採用した木造耐火構造は、日本木造住宅産業協会の大臣認定工法で、全国的にも珍しい事例となっている。
今回建設したりゅうせん幼稚園では、木造の特性を生かした「高断熱・高気密」工法を採用し、次世代省エネ基準の約1.8倍の省エネ性能を持っている。同幼稚園の建設を機に、広島・山口両県の幼稚園・保育園関係の経営者36法人が現地視察に訪れたほか、福祉施設関係者からの問い合わせが寄せられるなど注目を集めている。
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