2015/10/19

【日軽金G】重量1/2 ! アルミニウム橋梁床版が国直轄工事に初採用 老朽橋架替、緊急仮設橋向け


 日本軽金属グループは、アルミニウム床版の売り込みを加速させる。鋼製床版パネル(覆工板)の約2分の1の重量を実現するアルミ床版の優位性を生かし、老朽化した既設コンクリート床版の架け替え需要や緊急仮設橋への対応など幅広くニーズを取り込む。写真は完成した完成した緊急仮設橋。

 国土交通省近畿地方整備局では南海トラフ地震による橋の流出に備え、長さ60m級の橋を3日以内に架設する方法を開発し、その中で軽量で施工性に優れたアルミ床版が採用されている。この考え方が取り入れられた長さ61m、幅4.5mの緊急仮設橋工事(施工=駒井ハルテック)に、アルミ床版が採用され、日軽金アクト(東京都品川区)の製品が採用された。

床版設置作業

 納品したのはアルミ合金製大型形材を最新のFSW(摩擦かく拌接合)技術によってユニット化したもので、床版ユニットは幅2.18m、支間長さ4.48m。日本軽金属グループがアルミ製道路橋床版の工場を設置したのは2011年。今回初めて国土交通省直轄工事で採用された。
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